部屋の電気をつけない

最近は深夜に家に帰ってきても一度も電気をつけない生活を続けている。
帰ってくる直前はいつものようにマックやファミレスで作業をしているかどこかで飲んでいる。大方作業と称してぼうっとしていることの方が多い。
最近の作業のお供のお気に入りは日食なつこで、もっといえば帰り道自転車を漕ぎながら聴いていると涙ぐみたくなってしまうので少しばかり遠回りをして帰路につく。
あしたあさってという曲が特におすすめだ。

 

家ではよほど集中したいとき以外はイヤホンで音楽を聴かないかもしれない。身近にガッデムという外敵がいる為に本能的に外部の音が聴こえない状況を避けている可能性が高い。

 

ガッデムについては「とんでもない奴と同居している」といったような類の名前の記事でも見てくれればよい。

 


精神の散らかり具合は部屋に出るとはまあいったもので、このところ気持ちが参ってしまったり揺るがされてしまうようなことが続いたせいか元来の適当な性格ゆえか部屋でアクセサリーなどを作る作業にも挑戦していた為か散らかり放題を尽くしている。

私が朝目を覚ましたくない理由は実はどうしようもない心にかかってしまったフィルターで眩しい夏の昼を見たくないなんて大層アンニュイな理由よりも、この悪夢のような部屋をただ直視したくないだけかもしれない。

 

心の掃除も部屋の掃除に似ていて、こんな風にブログを書くのも、わりかしどうでもよくわりかし消費しやすく、わりかし核心に迫っていない外側の部分から山を突くようにガサガサと掃除をしているようだ。
本当に書きたいことはこんなことではないはずだが、そこを書くには掃除でいうと山のような漫画や本や服の中から捨てるものと残しておくものを分けていかなければいけないような本腰を上げて挑まなければいけない作業の感じがある。

今の自分にはこのように頭を使わず選択も求められない、明らかにいらないであろうペットボトルをゴミ袋に突っ込む作業程度のノリで書ける思いを書くところから始めるのが丁度いい。
まあ掃除を始めただけ偉いだろう。

 

 

しかし掃除をし始めたのは心の一部だけで、実際の部屋は未だ散らかり放題である為に今夜も私は窓からうっすら入る外の灯りと祖母から譲り受けた高機能高級扇風機の、高機能感溢れる鈍い青い光でのみ部屋を眺めて眠りにつく。
実はこのくらいの明かりを気に入っているのだ。f:id:pirinzaraza:20190823025006j:image